アベシクリエイティブ制作秘話

作品づくりやロープ・身体表現、社会教育に関することを徒然に綴ります。

43.フリースタイルスペースの感想〜ダブルダッチの特殊性?〜

どうもあべしです。

今日は今月23日(土)に行われたフリースタイルスポーツのチームバトルイベント、「フリースタイルスペース」の感想を忘れないうちに書きたいと思います。

 

運営面などの感想というより、やはりなわとび的観点から!

 

個人的に特に注目していたのはタイトルにもあるようにストリートダンスやフリースタイルフットボールに加えてダブルダッチのチームがあったこと。

だって、他のジャンルは1人で完結してるのに、ダブルダッチ(という種目)は3人以上じゃないとできませんもの。

それでどんなバトルになるのか注目しておりました。

 

 

 

2チーム!出てましたが、どちらも「考えてきたものをその通りにやる」っていう印象を感じました。

まさにそこがダブルダッチの興味深いところで難しいところなのでしょうけれども・・・。

 

ただ今回は、縄の中でダンス・アクロバットしようともそのスペシャリストが目の前にいるという現実っ!(縄の中でやるのはそれはもう大変なのは知ってますがっ・・・)

 

他の、モノを使うフリースタイラーも個人で(個人同士が組んで)バンバンすごめなことをやるのを見る中で

 

どうしてひとりで

なわ跳ばないんだ?/なわという道具を使わないんだ?

っていう気持ちが湧き上がりました。

(2チーム目はちょっとやってましたが・・・。)

 

とか、

自分は大学でダブルダッチやってたとき、

人の「自分『〇〇』っていうチームの・・・(リズム/アクロバット/ハリーとか)担当してる△△っす」みたいな自己紹介あんまり覚えられんかったな・・・とか思い出したり・・・。

 

もやもや考える中で

どうして、「俺たちは向かい合って回されている2本の縄しか跳ばない」って決めてるんだろ?(哲学)

まで想いを馳せました。これも「制約と誓約」・・・?

 

 

 

個人的に「なわ」って、性質的にボールに並んでシンプルで完成された道具かもと思ってるので・・・。

 

自分は最近、フリースタイルスポーツの人と交流する機会が多いのですが、縄で他の人も活かすことができるようになりたいなとか思いました。(どうやって?)

自分は何の専門家なのかしら?とかも考えさせられました・・・。

 

 

 

というわけでみなさん、よいダブルダッチライフを。

 

 

 

上映会してみました。

 

42.ダブルダッチロープ単縄のすすめ。

あべしです。ダブルダッチと、単縄じゃないです。
ダブルダッチロープ単縄。ダブルダッチ的なロープで単縄することです。

前々回の記事では、自分の使用する縄が変化してきたことを書きましたね。

abeshi-creative.hatenablog.com

 

今回はダブルダッチ的なロープの特徴と準備の仕方を紹介します。

・・・ビニルロープやビーズロープ、ワイヤーロープの特徴や入手の仕方は知られているけど、ダブルダッチ的ロープの方はあんまり知られていない/資料がない?と思ったので。

 

 

特徴

動画作りました。どうぞ。

一応書いとくと

①手のひらに巻ける=長さを変えられる

②地面・壁に跳ね返る

③フワッとする

他にもいろいろあるかも!

www.youtube.com

準備の仕方

面白そう!自分もやりたい!と思った人へ向けての準備の仕方です。

①縄を買う

アウトドアショップ(モ○ベルや好◯山荘で売ってると思います)とかで幅7mmのロープ(ゴムじゃないやつ)を4m買います。

※たぶん扱いやすいのは幅8mm〜10mmぐらい?(僕が持ってたダブルダッチロープは幅8mmでした。自分はもうちょっと軽く回したいと思ったので)

 

自分が行ったところはm単位でしか買えなかったですが、3.5mとかで買えたら自分で切らなくていいからちょっと楽&安いです。

だいたい200〜300円/mぐらいだと思うので1000円ぐらいですね。

4mのロープ



 

②切る&切り口を整える

自分がちょうどよいのは3.5m前後かなと。テープを巻いてから切るのが良い?

切り口を熱して固めます。

こんな感じ。

③結び目でいろいろ調整する

結び目を作って、端の重さとか握り具合とかロープの長さを調整します。

こうして・・・

こう!(好みに応じて巻く数を変えてください)

終わり!

聞くところによると、結び目をあえてつくらない人もいるそうです。奥が深いですね。

それではよいダブルダッチロープ単縄ライフを!

 

 

 

 

41.2人用対戦カードゲーム『OMG(おんみょうじー)』ができるまで

アベシです。やっとゲームの制作秘話が書けます!(当初のブログ開設の目的)

 

 

 

『OMG(おんみょうじー)』って?

いきなり「『OMG』ってなんだよ」ってなってますよね。

↓こんな感じのやつです。遊戯王とかポケモンとかそういうイメージ。

ただし1つのデッキから互いにカードを引いて戦います。

f:id:abeshi-creative:20220415164550j:plain

 

プレイヤーは陰陽師になって、呪術や式神を駆使して相手の陰陽師を倒します!

 

『OMG』の元ネタ

 

さてこのゲームにはもちろん元ネタがあります。

 

『きょうあくなまもの』というゲームです。(『はらぺこバハムート』とリメイクもされてます)

 

きょうあくなまもの - ボードゲーム制作サークル「Studio GG」

 

ちなみにこの方も制作ノートを書かれており、とても興味深く拝見しました。

『マジックザギャザリング』を簡素にしたゲームなんですね。

 

・・・の(個人的な)不満点

「え、このゲームがあるならわざわざ作る必要ないじゃん」な感じなんですが、ちょっとした不満点がありました。それは

 

①相手のカードを打ち消すチップによって、盤面が硬直化することがあること

友人らがやってる時、相手のカードを打ち消すことのできるチップを(ノーコストで)増やすカードが存在するために、全然ゲームが終わらないというのを目撃しました。

 

②内容物としてチップを使用するのが自分の美意識に反していること

上にも書いてますが、カードだけでなく打ち消し回数分のチップやライフ分のチップが内容物としてあります。が、個人的には値が「4」までならカードを使えば、すべての内容物をカードのみで表現でき、美しかったのに!・・・と思ったのです。(個人的な感想)

 

そこで、次のように改善、というか僕の好みに合わせていったら、いつのまにか自分のゲームができてました。という記事です。

 

 

①チップをなくしてカードだけで表現してみた。

f:id:abeshi-creative:20220415165050j:plain

ライフカウンター(チップ)や打ち消しカウンター(チップ)の数をカードの辺に書いて、カードを回転させることで増減できるようにしてみました。

ついでに、原作では「1ターンに2回までカードを使える」という「ルール(概念)」だけだったものを「魔力(カード)」で表現してみました。

つまり、「1ターンに魔力は2貯まる。カード使うには1魔力必要」と魔力カードとして作ってみたのです。

 

②コストの概念を導入してみた。

f:id:abeshi-creative:20220415165245j:plain

①で、「1ターンに2魔力たまる。カードを使うには1魔力必要」も表現したと書きましたが・・・

そうですね。

1枚で2魔力必要なカードもあっていいんじゃね?

ってなりますよね。作りました。

 

③土地カード的概念取り入れてみた。

f:id:abeshi-creative:20220415165452j:plain

よく見ると攻撃力・体力という概念も追加されてます。

もはやここまで来ると『マジックザギャザリング』なんですが、デッキの中にカードを使用するためのコストとなるカードを入れてみました。

 

「きょうあくなまもの」さんの制作ノートでも書かれてますが、「事故」が心配というのもありこの方式は採用しなかったと言ってますね。

「事故」というのは手札が

・コストとなるカードばっかり

・コストではないカードばっかり

になること。

ただこれは

秘密の方法で、ある程度コントロールできました。

企業秘密。いやすっごく簡単な方法なんですが。

 

④和風・陰陽風にしてみた。

f:id:abeshi-creative:20220415165832j:plain

上の秘密の方法を発見したのが嬉しくって、これはもう「きょうあくなまもの」ではないなあということで、調子や当時の流行りや過去のマイブームに乗って、和風にしてみました。

 

羅生門を口寄せできるようにしたり・・・。

 

とやっていくうちに、陰陽師呪術らへんがネーミング的にも無理なくカードとして作れていきました。

 

そんな感じで「こうなったらいいなあ」を繰り返し経てできたのが

「OMG(おんみょうじー)」です。

イラストとかカードの名前・効果とかまだいろいろ書きたいことがありますが、今回はこんな感じで。

それではよいボドゲライフを。

 

f:id:abeshi-creative:20220415165913j:plain

テストプレイで印刷したカードの数々。

 

40.近況&使ってるなわとびの変化について

あべしです。実は新年度から暇をいただいております。(働け)

それで時間はあるので、HPをいろいろ手入れしてます。

 

例えば「なわとび図書館」ページを作って、そこに僕の論文も含め、2月のなわとび博でいただいた資料もダウンロードできるようにしました。&なわとびに関する書籍も紹介してます。

なわとび図書館(資料集) - アベシクリエイティブ


また、本ブログで「ダンスなわとび」カテゴリーを作りまして、それが、HPの「ダンスなわとび」とつながるようにしました。

ダンスなわとび - アベシクリエイティブ

 

 

さて、次に自分が使っているなわとびの変化についてです。この1年間で徐々に変わっていき、ココ!というとこに到達したかなという印象なので、まとめたいと思いました。

ちなみに最近作ったこの動画は、はじめ(現在)→最後(過去)みたいになってまして、使ってる縄の変化も見ることができて興味深いです。

youtu.be

 

①普通の(競技用)なわとび(インドロープ)

そのまんまですね。去年3月初めて、足を肩幅でなわを跳んだ時がたしかこれ。

②なわが長く

足がある程度開いてもなわが通るように、調整しました。必然の流れ。これだけでもかなり新鮮でした。

③グリップが短く

これによって手・腕の自由さも増したような印象です。次の図を見てください。

f:id:abeshi-creative:20220414135141p:plain

同じ角度手を動かしても、グリップが短い方が縄の起点が大きく動かない=縄が暴れにくいんですね。

ちなみにこのぐらい違います。(あれ、意外と変わんない?)

f:id:abeshi-creative:20220414135439j:plain

④ビーズロープに

このころから本格的に「競技なわとび」とある種、決別していってるとも言えるでしょうか。

何を志向しにいってるかというと「生活に根ざしたなわとび」。

切れないし、変な跡が残らない(お湯で温める必要がない)し・・・(北国に行っても使える)。

見てください。グリップの短さとも相まって、ポッケにしまえることを知った時の衝撃は大きかったです。

f:id:abeshi-creative:20220414140319j:plain

 

 

ダブルダッチロープに

もはやグリップなくなりましたね。これは福岡でのなわとび教室、が始まる前に「あれ、自分前跳び系しか基本しないし、グリップいらなくね?」と跳んでみたのがきっかけです。それで普段の練習の時にもダブルダッチロープで跳んでみるとしっくり?した感じです。

f:id:abeshi-creative:20220414143718j:plain

 

単縄っぽく跳んでる時は(というかその跳び方しか最近してないんですが)、下の感じで、手に巻いて長さを調整してます。三重跳びぐらいまでならまあできるかな。

f:id:abeshi-creative:20220414143903j:plain

巻いたりして調整、というのがこれまた新鮮で、

「一体いつから跳んでる途中になわの長さが変わってはいけないと錯覚していた?」

という感じ。事実、長い縄だからこそできることやグリップがないからこそできることを発見していってます。

 

以上、使ってるなわとびの変化でした。

今回はそれに伴う跳び方(技術)の変化をメインに書きました。途中「生活に根ざしたなわとび」などとも書きましたが、次の機会ではそうした心情(・思想)の変化?についても書こうと思います。

それではよいなわとびライフを。

 

 

 

 

 

39.僕の考える最強の「フリースタイル」

 あべしです。最近「フリースタイル〇〇」(フットボールとかバスケとか)のイベントに出没していて、僕自身も月1で「フリースタイルな練習会(「交流会」という説もあり)」を開いてます。

 そうした中で育まれた?自分の中の「フリースタイル観」をメモとして残しておこうと思います。

※なわとびで使われる「フリースタイル」は単なる種目名だと思ってるので、ここでは本当の?「フリースタイル」について考えます。

 

 

はかなさがあること

 例えばフリースタイルフットボールって、文字どおりフットボールだから、手は使えない・・・不安定!みたいな。(僕は元バスケ部ですが、フリースタイルフットボールの方に心が惹かれてたりします。)

 

 なわとびだと・・・。「跳び続けないといけない(体の下に空間を作り続けないといけない)」だと僕は思ってます。

 

 個人的に重要なのは「縄を回し続けないといけない」ではない、ということですね。

 ので、ダンスなわとびでも基本的にはサイドウィングを封印してます。

新ジャンル?「Rope Flow」について

 最近知りました。サイドスウィングや返しとびををつきつめていってる感じでとっても楽しそう&興味深いですね。ただ地に足をつけていて、はかなさはないので個人的には、なわ「とび」に心惹かれます。

 

www.youtube.com

 

公共?な場所で行われること

 これは「フリースタイル」というより、「ストリート」という概念に近いかもしれません。わかりやすく言うと、公園でやることですね。〇〇教室とかではなく。

 

 「そんなこと言ってたら教われないじゃないか」「インストラクターとして生計が立てられないじゃないか」といった批判がありそうですが(僕自身も葛藤がありますが)。

 

 

 でもなんか次のようなことに心惹かれる自分がいます。

濱野京子「フュージョン

 ぐぬぬって感じの中学生女子が公園でダブルダッチと出会うお話。(漫画化しなきゃ。(実はちょっとしてる))

 たぶん、これ、クラスメイトと仲良くダブルダッチ教室に通うお話だったら読んでない。

www.amazon.co.jp

 

田中泯

 映画でも言われていて、舞台後のお話でも言われてたんですが、

 「『作品』を持ち歩いて、自分の『流派』も作れば・・・という誘惑があったけど、それは違うと思った。」みたいな。

 

happinet-phantom.com

 

いかがでしたか?(←よくあるブログ風)、ではではみなさま、よきフリースタイルライフを。

f:id:abeshi-creative:20220328100345p:plain

38.自分で言ってて面白かった言葉のメモ

あべしです。誰得な記事ですが、残しときます。「あ、この人ってそういう思想の持ち主なのね」と親しみ(?)を覚えていただければ。(&自分って当時そう思ってたんだ的な)

だいたい職場に来た実習生(インターン生みたいな、Qさんとします)との会話から生まれたものです。どうぞ。

 

 

テーマ1:有給取る?

Q「そんなに有給とっていいんですか?」

A「これまでの労働者の努力の賜物でその歴史を背負ってるから、俺個人がとらないというわけにはいかない」

 

テーマ2:本借りていい?

Q「あー本棚にあるこの本、まさに私の研究分野です。」

A「借りれば?」

Q「え、ホントにいいんですか?あべしさんがいいって言ってるだけでは・・・」

A「俺がどうこうというより、本ってここでじっと置かれるためじゃなくって、読まれるためにあるから」

 

テーマ2:この話、ききたい?

Q「・・・みたいな話を講演しようと思うんですけど」

A「面白い!俺はききたい」

Q「ほんとですか?でも『アベ得』(造語)なだけで、他の人は聞きたくないかも・・・」

A「俺、人間じゃん。で、他の聴衆も人間だから、互いに共通した何かを持ってるはず。なので、人間の俺がききたいということはききたい人は他にもいるはず」

 

その後の反応

「は、はあ・・・そうですか・・・」

 

 

 

f:id:abeshi-creative:20220318101222p:plain

気分が乗ったらまた書くかも?



37.「京都市学校歴史博物館」行ってきました。

どうもアベシです。「いきなりなんだ?」と思われるかもですね。

実は仕事的には教育系的な感じだったりするので、関心はあるのです。でも、なんか余暇の時間まで「仕事」に侵食される感じがして、あえて触れてきませんでした。

 

・・・が、今後アベシクリエイティブの1つのビジョン・取り組みである「矛盾のない働き方をする」・・・誰かが言ってた「生きるように働く/働くように生きる?」みたいな感じになっていくのかしら?と、ということでカテゴリーも作ってみました。

f:id:abeshi-creative:20220303115402p:plain

学校跡地に小さい路地から入ります

で、博物館の様子は実際に見てもらうとして(←おい)、なぜ、今見に行ったかだけメモしときます。

 

結論から言うと、

北海道の社会教育主事講習の中で、京都(市)の特色?みたいなものを興味深く思ったから。

・・・いろいろツッコミどころがあって、どういうこと?ってなると思いますが・・・

 

一例を挙げると、

研修の中で素晴らしい?先駆的な?取り組みとして「学校の生徒と地域の大人が体育館で話し合う取り組み/行事をしてるところがあります」みたいなのが紹介されるとかがあったんですが、自分の心の声→「フツーに京都市してるんだが?」みたいな。「すごいことなのか・・・?」みたいな。

 

また、なんとなく噂で、「京都で日本に最初に小学校がつくられた」みたいなのを聞いてました。普段は「学校歴史博物館ってまじめな名前すぎる博物館だなあ」(バス停とかの案内で流れてたような)とか思ってたんですが、見に行ってみたくなった感じです。

 

さて、具体的な展示物等には触れませんが、行ってみた感想としては、「当たり前だと思っていることに、いろんな背景(先人たちの努力)があるんだなあ」と。(よく言われることかもしれませんが)

 

特に京都で日本で最初に作られた学区制(学区名は「生徒が通う範囲」というより、現在でも地域の番地名?自治会の範囲?みたいに使われている印象なのですが・・)の「番組小学校」は地域の人の手によって/協力で作られたということで、ふーむ、となりました。

(小学校の運営?建設?資金を、生み出せるような会社?も作られてたそうです。)

 

自分も、必要なものをコツコツ作り出していきたいですね。ではまた。